変化

こっちに戻ってきてから半年が経ちました。

気付けば私の大好きな秋が巡ってきて、冬はもう目前。

最近の大きな変化といえば引っ越しをしました。

早、という感じかもしれないけど、日々過ごす心身休める場所、生活環境ってとても大事。3月のブログでなんだか大丈夫な気がする、と書いたけど全く大丈夫ではありませんでした。でも今回はまあ色々と勉強になりましたね。。

こっちに来て早々に環境のストレスに悩まされて、ぼちぼちとネットで物件を見る程度だったけど、9月に思い立って気になっていた物件を見に行ったら、理想に近い部屋ですぐに決めて入居しました。忙しい10月を過ごしたけど、思い切って良かった。

今とっても生活が楽しいのです。夜もぐっすり眠れるようになって、陽の光もちゃんと浴びたことで、どよんとしていた気持ちも晴れ、毎日心穏やかに過ごせています。サポートしてくれた家族にも感謝。

新しい部屋は温かみのある雰囲気に、陽の入り具合が好き。このすずらんのようなライトがお気に入り。

今回家具をかなり捨てたので、また理想の部屋に近づけるように模索中。家具は引き続き白で統一して、アクセントにゴールドを入れたいな。

あと、髪を赤色に戻しました。

春先あたり、何かを変えたくなった私はずっと貫いてきた赤髪からネイビーにしたんだけど、なぜかしっくり来なくて。染めたては新しい自分にウキウキしたけど、慣れてくるとなんだか違うなあって違和感を抱く日々。色々と変化の起こる10月、上手くいきますようにと願いと気合(?)を込めて、また赤髪に戻しました。

私はやはり赤色が落ち着くし、大きな根拠は無いけどなんだか自分に似合ってる感じがするし、自信が内側から湧いてくる感覚があって、好き。光に当たって透き通る自分の髪色を素直に綺麗、と思えるのです。

あと変化といえば、某ジャニーズアイドルにハマっています。（！！）まさかこの年齢になって年下の男の子にハマるなんて思ってなかったけど、久々に推しがいる生活って楽しいなあと思えています。

彼の魅せてくれる美しい表現、ダンスしている姿を観るのが今の至福のひととき。あとは赤ちゃんみたいなところが本当にかわいい、癒しです。。

ハマりすぎずに、ほどほどに、が目標です。

最近は少しずつ前向きになれている自分に気付けて嬉しいな。本屋に好みの本を探しに行くとか、人と会って話したいとか、少し遠くにお出かけしたいとか、そう思えるのは心が元気になってきた証拠かも。

こうやって自分らしい日々を取り戻しつつ、色々変わっていく自分を認めてあげよう。

次の休日も出掛ける予定があって楽しみ。

レトロと夏を感じた山形旅

本当は東京に行く予定だった2連休。

出掛けたいもどかしさから、山形へプチ遠出をしてきました。1人で山形は初めてだったけど、意外と電車で1時間程で行けるんだね。東京に住んでいた頃、最寄り駅から乗換えせずに1時間で横浜に着くような感覚。

かなり山の中を走るから窓から見える夏の緑色にわくわくしたけど、作並〜山寺間の長いトンネルは暗い上に謎の大きな音が響いていてかなり苦手でした。。なんとか耐え抜いて山形駅に到着。

まずはお目当ての山形美術館へ。

西洋美術館の作品が主だったので久々に再会した絵もあれば、気になった絵がロンドンナショナルギャラリー展で出会ったお気に入りの絵と同じ画家だと気付いたり、と新たな発見もありました。なんだか久々にじっくり作品と向き合った気がする。でもやっぱり感じたのは私の心動く絵は変わらないってこと。

ランチは行きたかったシャンソン物語へ。

「パリの朝市」という名前のチーズトースト、シナモントーストのセット。口に入れたらパンがふっかふかで思わず微笑む。珈琲も美味しくて、店員さんも良い方で穏やかな時間を過ごせました。

本を読んだり、文章をまとめたり、ゆっくりとした後は近くのレトロなパン屋さんでパンを買って、もみじ公園へ。

日本庭園は落ち着く憩いの場所。特に池があるところでは水面を眺めて過ごすのが私の定番です。

さすがに誰も居なかった、37度だもんね。日陰を見つけて1人でのんびりしました。

暑さからまた休憩がしたくなって、もう1件気になっていた喫茶店の煉瓦家も行きたかったけど、今日は定休日だったのでまた今度。

山形駅周辺を汗をかきながら散策してたけどレトロな看板がたくさんあって魅力的でした。

山形はさくらんぼ狩りだったり、水族館だったり、好きなバラ園があったり幼い頃から家族とよく来ていたけど、まだまだ知らない場所が沢山だからまたゆっくり散策したい。それか、次は盛岡で喫茶店巡りも良いね。

六月回顧録

いろいろあった6月はまとめて。

6月9日

薔薇を観に行ってきました。この日は天気も良かったので薔薇はしご。例年より暖かい日が多かったり、数日前に雨が降ったりで咲き具合が心配だったけど、なんとか見頃に間に合いました。

美しい花々に囲まれた、この夢のような空間は本当に私の癒しです。

そしてこの日は冬から温めていたヴィンテージのワンピースを下ろせたのでとっても満足でした。

後ろ姿もエプロンみたいでかわいいけど、前にはボタンがたくさん並んでいて、お花の刺繍があって、本当にほんとうにかわいい。前からの写真が無くてごめんなさいという気持ちです…笑

6月13日

念願のカネコアヤノちゃん。

(写真は公式より)

落選続きだったよすがツアーのチケットを一般でなんとか取れました〜！(歓喜）

彼女の歌を生で聴けることが本当に嬉しくてこの日を楽しみにしてました。MCはほぼ無くて、感動に浸る隙も与えられず、ぶっ続けにエネルギーをダイレクトに浴びまくった2時間。ホールに響く逞しくて繊細な声。めちゃくちゃにカッコ良くてしびれた。帰り際に元気もりもり〜って言いながらステージからはけてたの最高だったな。私も元気もりもりになれたし、彼女のように健やかに強く生きていきたいと思えました。

この日はね帰り道に嬉しい連絡も届いて、周りに人がいないことを確認してスキップしながら帰りました。胸がいっぱいでどうしよう。

6月19日

26回目の誕生日。

去年までは自分の誕生日は特別に過ごしたい、と思っていたけど今年はそれがめっきり無くなった。ある意味、色んな執着がなくなった気がする。

20代前半はあまりにも忙しすぎて、だけどその分全力で頑張って、色んなものを吸収してきたから、後半はそれをしっかり形にしていく、自分というものを形づくっていく、ざっくり言うとそれをしたい。自分らしさは貫いていくけど、少しずつ変わっていく自分も認めて、いらないものは脱ぎ捨てて行く。

そして''力を抜く''がキーワードかな。頑張りすぎない、無理をしない、違和感を感じたら離れる、断る。自分の意思を、からだを大切にする。完璧主義で不器用な私にとってそれは難しいことだから少しずつね。

なんてことない日記

とある火曜日。

きらきらとオーロラの輝くネイルをして気持ちが嬉しさでいっぱい。そのままチーズケーキを愉しみながら読書をした日。

物語のなかとそと、まだ読んでいる途中だけどやはり私は江國さんの文章がとても好きだ。毎日お風呂に2時間入っちゃうところも、毎日フルーツを食べるところも、好きだ。

パンは私の味方って言葉にうんうんと頷く。

とある土曜日。

地元の神社の遅咲きの桜を観賞。

今まであまり気にしていなかったけど、ひとつひとつ似ているようで違う品種らしい。よく見ると色味と形に個性があって面白かった。

桜を楽しんだあとは5月で閉店してしまうファミレスで遅めのランチ。なんだかんだ思い出のあるファミレス。高校生時代も卒業してからも友達と集まっては長居していたし、上京してから初めて帰省をした時もここで母とランチをした。確かその時もお昼は過ぎていたからか貸し切り状態で、ゆっくりデザートまで楽しんだ。この時、なんてことないこの愛おしい時間が今までは当たり前だったんだなって心がぎゅっとしたのを今でも憶えてる。

とある日曜日。

いちご狩りのプロ(?)の母といちご狩り。おいCベリーという品種の美味しさよ……章姫はやわらかくてジューシーでした。

フルーツ狩りは色々したことあるけど、いちご狩りって何気に初めてだった。こんなにたらふくいちごを食べられるなんて幸せすぎるね、大きないちごを丸々口に含んでいちごの果汁を堪能した気がする。お腹たぷたぷになったけどとっても楽しかった。

春の暖かさに包まる

4月のとある休日。

今年は例年より桜の開花が早いようで、気付けば満開に。私はそんなことも知らず、SNSから満開の情報を得て急いで桜を見なきゃ、という気持ちに駆られました。私の中での桜と言えば地元の神社、だけどおそらく心が疲弊している私は癒されたかったんでしょうね、水辺を求めていました。

どこに見に行こうか悩んだ挙句、電車に揺られてプチ遠出。何気に初めて乗る電車。目的の駅に近付くと綺麗な桜が見え始め、車窓からの景色を楽しめるよう徐行運転をしてくれるという贅沢っぷり。これにより私のわくわく度はさらに上がりました。

一駅分ゆっくり散策。川沿いは気持ち良い。上から眺める桜も素敵でどこまでも続くピンク色は圧巻でした……

私は気づけば長い間、桜並木を歩いてたみたい。

のんびり歩いたり、時折立ち止まって心地良い春の風を全身で浴びてみたり。見上げると青空をバックに桜が満開で、ここは天国かな、なんて思ってしまうほどに至福の時間でした。人も少なかったので、目を瞑りマスクを外して、思いっきり空気を吸い込んだ。幸せだったなあ。

ちなみにこの日はランチに牛タンを。

とても不思議な話、地元にいた頃は牛タンを食べる機会がそこまで無かったのですが東京へ出てから何故か食べる機会が増えて気付けば好きな食べ物ランキング10位に入る程に。帰省する度にまるで観光客のように牛タンを食べてました。

今回も行ってみたい牛タン屋さんがあったのですが、私は思っていたより桜をゆっくり楽しんでいたようでランチの営業時間に間に合いませんでした……(またリベンジする)

なので何気に初めての善治郎。噛み切れるほどの柔らかさで美味しかった。毎回思うけどこのセットはなんて最高なんでしょうね。私はとろろは絶対に付ける派です。

これを書いているうちに葉桜になってしまいましたが、春を満喫ということで最近はカネコアヤノちゃんのよすがを聴いてます。

中でもお気に入りなのは春の夜へ、かな。

春の夜へ

• カネコアヤノ
• オルタナティブ・フォーク
• ¥255
• 

• provided courtesy of iTunes

本当は1月のワンマンに行く予定だったのに中止になっちゃって悲しい。よすがのライブも見事に落選続きで私はいつカネコアヤノちゃんに会えるのでしょうね……泣

いつか彼女の歌を近くで聴いてみたい。堪能してみたいなあ。

新しい街、新しい生活

この3月から新しい街に引っ越しました。

新しい、と言っても地元ではあるし馴染みのある街だけどなんだか新鮮な気持ち。新しい職場も実家から通える距離ではあるけれど、中心部近くで1人暮らしをすることにしました。

今回は急な転勤で時間のない中決めた部屋だから納得いかないところもあるけど、この街は住みやすい気がしてそこはなんだか嬉しい。東京で3年住んでいた部屋は可もなく不可もなく、だけど住み心地は良くて、住んでいた街もとても好きだった。今回の街も住み心地は良いから、なんだか大丈夫な気がする。大丈夫だと良いな。

住宅街ではあるけれどちょっと歩けばお店もあって、交通の便も良いし、あとは私は野球ファンでも何でもないのに、駅までの道のりで大きな球場が見えるのがなんだか嬉しいんだよね。仕事終わりの夜道も球場のライトがパッと明るいと今日は試合があったのかなあなんて考えながら歩いてます。まだ近所の散歩も出来ていないけど、探せば素敵なところもありそう。

今日、こんな感じで文章が久々に書けているのはやっと生活も気持ちも落ち着いてきた証拠かな。今回は職場も住まいも立場もまた変わって、忙しない3月でした。色んな手続きに追われ、頭の中はいっぱいいっぱい。だけどそんなことはありませんよ、って顔して仕事をこなさなければいけなくて、心も体も疲弊していました。久々に体の不調が出てきてこれは駄目だなあ、ちょっと限界かも、と自分でも分かるほど。不器用だったり計画性が無いので、いっぺんにたくさんのことをこなすのは本当に苦手です。

あとは自分の趣味を楽しむ時間がないと私は駄目な人間なんだと気付きました。休日も休む暇なく動いていたからか、本や映画に触れてインプットすることが出来なかったからか、自分のことをゆっくり考える時間が取れなかったからなのか。仕事のことで案を求められても出てこなかったり、文章も上手くまとめられなかったり、判断も鈍っていたり、気持ちもずっと落ち着かなかった。自分には何もない気がしてしまって、いろんなことを考えてしまって、なんだか廃れてしまいそう、とどこか怖くなった。

だから今日は本を携えてカフェに来ました。

本当はゆっくり水辺を散歩したり水面をのんびりと眺めたかったけど、今はあまり遠くへは行けないから近場で文章に触れる時間を作りました。

まだ桜は咲き始めだけど、今日の外はぽかぽかとしていて暖かい。陽の光が心地良い。私ってこうやって自然を感じたりすることも久しくなかったんだと今日やっと気付きました。忙しいってこわいね。陽の光を浴びるだけで、ちょっとわくわくして心がみるみる元気になっていく気がした。毎年のことだけど春を感じられるって嬉しい。今日はワンピース1枚で過ごせる気温だから気持ちを少しでも上げる為にfoufouのボスワンピを身に纏いました。地下鉄に乗るとすぐに目的地へ着くけど、今日は時間の余裕もあったのでバスでゆっくり目的地へ。なんてことない景色を眺めながらバスに揺られるのが好きなんです。

こうやって紅茶を楽しみながら、本を読んで、文章を書いて、って私にはとても必要な時間、自分を少しだけ取り戻せた気がする。考えてみれば今までもこうやって好きな時間を作ってなんとか自分を保っていたなあと気付く。こうやって文章を書くことで自分としっかり向き合えていたんだな、私。

もう少し落ち着いてきたら、また今までみたいにブログ書いていこう。しばらくはこの街で過ごすと決めたから、また改めて好きな喫茶店、お気に入りの散歩道、気持ちが落ち着く場所、探していかないと。

あとはカフェのお供にした本を贈ってくれた友人から、この間電話で、いつも心穏やかにね、と言われたので、いつもそうありたいなあ。私もあの人のように、あの人のようになれたらなあ。

美しいものに感じる幸福感

私が美術館や美しい景色が好きなのは、美しいものを目の前にしてうっとりとする行為に幸福を感じるからだと最近気が付いた。

美術館に行って、美しい絵を目の前にすると眠くなるような感覚に襲われる。綺麗な夕日を眺めてるとなんだか泣きそうになる。本を読んで美しい言葉に出会うと心が揺さぶられる。一言で言ってしまえば感動、とまとめられるけれどそれだけではない気がする。私はそんな自分の心が動く感覚や感性を大事に生きています。

ここで、最近の美しい写真たち。

昨年末に伺ったカフェミエルさんのスコーン

ミエルさんは多分、東京にいる間1番行ったカフェかも。アンティーク調のインテリアも素敵なのです。カウンターだったり奥の席は薄暗くて落ち着くし、窓際の席は日光がちょっぴり入ってきてそれも良い。珈琲も美味しいし、ケーキも美味しい。だけど私はいつも表面にザラメがたっぷりまぶしてある、スコーン（食感は軽めのざくざく、ふかふか）を頼んでしまう。ブルーベリージャムと生クリームもいつものお決まり。

いつだかの記事にも書いたけど、ミエルでゆっくりしてから千鳥ヶ淵を散歩するコースがとっても好きなのです。忙しい年末を過ごしていたけれど、冬の空気を感じながら歩いたことで自分を取り戻せた気がする。

カメオのパールチョーカー

カメオモチーフのアクセサリーも好きで集めています。このチョーカーはヴィンテージでは無いけれど、私の冬の定番シンプルなタートルネックに合わせるだけで一気に華やかな印象になるから最近よく付けています。写真のようにレースのブラウスと合わせても早く着たいよね。

ナルミのティーカップ&ソーサー

ネットで見つけて一目惚れしたカップ。

だけど現在は廃盤になってしまったようで、執念で探して取り寄せました笑

グリーンの色味がとっても綺麗。繊細で、だけどどこか柔らかさのある鈴蘭が素敵。これでお家時間も更に楽しくなりそうです。

美しいものは心を穏やかにしてくれるな。

自分の中に存在していなかった比喩、ヴィンテージの繊細なレース、染めたての自分の赤い髪色、陽の光できらきらと煌めく水面、柔らかいラベンダー色の夕日、きれいに折り畳まれたプリーツ。

ざっと私の思いつく''美しい''はこんな感じ。でも、言葉に出来ないだけで美しいと思うものはまだまだ沢山ある。自分の感じた美しいものたちを言語化できるようになりたいね。