𓏸

好きなものに溢れた日常の記録

新しい街、新しい生活

 

この3月から新しい街に引っ越しました。

新しい、と言っても地元ではあるし馴染みのある街だけどなんだか新鮮な気持ち。新しい職場も実家から通える距離ではあるけれど、中心部近くで1人暮らしをすることにしました。

 

今回は急な転勤で時間のない中決めた部屋だから納得いかないところもあるけど、この街は住みやすい気がしてそこはなんだか嬉しい。東京で3年住んでいた部屋は可もなく不可もなく、だけど住み心地は良くて、住んでいた街もとても好きだった。今回の街も住み心地は良いから、なんだか大丈夫な気がする。大丈夫だと良いな。

住宅街ではあるけれどちょっと歩けばお店もあって、交通の便も良いし、あとは私は野球ファンでも何でもないのに、駅までの道のりで大きな球場が見えるのがなんだか嬉しいんだよね。仕事終わりの夜道も球場のライトがパッと明るいと今日は試合があったのかなあなんて考えながら歩いてます。まだ近所の散歩も出来ていないけど、探せば素敵なところもありそう。

 

今日、こんな感じで文章が久々に書けているのはやっと生活も気持ちも落ち着いてきた証拠かな。今回は職場も住まいも立場もまた変わって、忙しない3月でした。色んな手続きに追われ、頭の中はいっぱいいっぱい。だけどそんなことはありませんよ、って顔して仕事をこなさなければいけなくて、心も体も疲弊していました。久々に体の不調が出てきてこれは駄目だなあ、ちょっと限界かも、と自分でも分かるほど。不器用だったり計画性が無いので、いっぺんにたくさんのことをこなすのは本当に苦手です。

あとは自分の趣味を楽しむ時間がないと私は駄目な人間なんだと気付きました。休日も休む暇なく動いていたからか、本や映画に触れてインプットすることが出来なかったからか、自分のことをゆっくり考える時間が取れなかったからなのか。仕事のことで案を求められても出てこなかったり、文章も上手くまとめられなかったり、判断も鈍っていたり、気持ちもずっと落ち着かなかった。自分には何もない気がしてしまって、いろんなことを考えてしまって、なんだか廃れてしまいそう、とどこか怖くなった。

 

だから今日は本を携えてカフェに来ました。

本当はゆっくり水辺を散歩したり水面をのんびりと眺めたかったけど、今はあまり遠くへは行けないから近場で文章に触れる時間を作りました。

まだ桜は咲き始めだけど、今日の外はぽかぽかとしていて暖かい。陽の光が心地良い。私ってこうやって自然を感じたりすることも久しくなかったんだと今日やっと気付きました。忙しいってこわいね。陽の光を浴びるだけで、ちょっとわくわくして心がみるみる元気になっていく気がした。毎年のことだけど春を感じられるって嬉しい。今日はワンピース1枚で過ごせる気温だから気持ちを少しでも上げる為にfoufouのボスワンピを身に纏いました。地下鉄に乗るとすぐに目的地へ着くけど、今日は時間の余裕もあったのでバスでゆっくり目的地へ。なんてことない景色を眺めながらバスに揺られるのが好きなんです。

こうやって紅茶を楽しみながら、本を読んで、文章を書いて、って私にはとても必要な時間、自分を少しだけ取り戻せた気がする。考えてみれば今までもこうやって好きな時間を作ってなんとか自分を保っていたなあと気付く。こうやって文章を書くことで自分としっかり向き合えていたんだな、私。

 

もう少し落ち着いてきたら、また今までみたいにブログ書いていこう。しばらくはこの街で過ごすと決めたから、また改めて好きな喫茶店、お気に入りの散歩道、気持ちが落ち着く場所、探していかないと。

あとはカフェのお供にした本を贈ってくれた友人から、この間電話で、いつも心穏やかにね、と言われたので、いつもそうありたいなあ。私もあの人のように、あの人のようになれたらなあ。