昨夜は雨が強かったのに、今日外に出たらまるで春のような暖かさ。心待ちにしている次の季節を思い、深く息を吸い込んで春を感じる。これだけで心踊ってしまう、単純な私です。
今日は東京都美術館へ。楽しみにしてた「ハマスホイとデンマーク絵画」
とてもとても魅了されました.……デンマークの絵って今までしっかり観たことが無くて初めましてだったけど、なんだか穏やかで優しい絵ばかりだった。光があって、心が温かくなるようなもの。逆にどこか寂しさを感じるものもあったけどそれもそれで好きだなあ。ちなみに1番惹かれたのは、ピーザ・スィヴェリーン・クロイア「スケーイン南海岸の夏の夕べ」と、クレステン・クプゲ「海岸通りと入り江の風景、静かな夏の午後」。
私はきっと柔らかい水辺の風景画が好きなんだな。ちょっとロマンを感じます。あ、もちろん今回メインになっている室内画もたっぷり堪能してきました。ハマスホイの「寝室」って作品に心惹かれてしばらく眺めてた私なので……
正直なところ、アートを観て感じたことを言葉にするのが苦手です。だけど以前ある人に、感性で何か思ったことがあるなら無理に言葉にしなくても良いんだよ、それが感動に繋がってるなら素敵なこと、って言われたことがあって。言葉に出来ないことがもどかしかったから私の心を楽にしてくれました。だから、感じたことは自分の中でゆっくりと噛み砕いて、そしてゆっくりと落とし込もう。
とにかくね、好きな絵がたくさんあったんです。素敵な絵に出会えた感動と、好きな絵を忘れたくなくて図録も買ったので、またじっくりと楽しみます。
見終わって美術館を出る頃には、外はもう冬に戻ってた。空はまだ青空が広がっていたけど風は冷たい、日中感じた春は幻だったようです。
美術館の後は上野公園をふらふらと散歩したけど色んな人がいて面白いな。でもなんだか皆楽しそうで、穏やかな空気が流れてた。その中を私も穏やかな気持ちで歩いて帰りました。良いものを観た嬉しさと、好きな服を着てる嬉しさを持って。
私はいつも好きな場所にお出掛けする日はおめかしをします。
今日の私はというと、レトロなワンピースに、ふわふわ巻いた髪を1つ結び、ワンピースの色に合わせたブルーのベロアリボンでした。可愛。
あとは今日理想的なデニムのパンツに出会えたのです。半年程ずっと探していて色々試したけどやっぱり自分には似合わないと感じて買えなくて。いつもパンツを履いてる自分は違和感しか無いのに、今日試着したものはなぜかしっくり来た。なんだか嬉しいな。明日早速履いちゃおう。
素敵なものと出会えた日は心が元気になるね。
ちなみに私は明日もお休みです。もう、なんて幸せな夜……！
